消防のしくみ
みなさんが住む街の消防は、「淡路広域消防事務組合」といい、洲本市、南あわじ市、淡路市が協力してひとつの組織をつくり、一緒に消防の仕事をしています。
消防組織には、消防本部と消防署、消防団があります。
消防本部には、職員がより良く仕事ができるように環境を整えたり、お金の支払いをしたりする「総務課」、車両や道具をそろえたり、災害活動や訓練、研修の計画を立てる「消防課」、119番通報を受けて消防車や救急車を出動させる「通信指令室」、火災を未然に防いだり、火災の被害が最小限となるように検査指導する「予防課」、があります。
消防署は、火事・救急・救助などのさまざまな災害に出動し、365日24時間体制で、人々の命や財産を守っています。淡路広域消防事務組合には、1つの消防署、3つの分署、4つの出張所の、合計8つの消防署があります。
消防本部と消防署で働いている人たちは、消防を職業としている「消防士」と呼ばれる人たちです。
一方、消防士とは別に消防団があります。消防団の人たちは、普段は会社やお店で自分たちの仕事をしていますが、いざ災害が発生したときは、災害現場へかけつけ、自分たちの街を守るため消防士の人たちと協力し活動を行っています。
仕事の内容
火災
● 消火活動
火を消す仕事です。建物や車、山などさまざまな火災の消火をします。
● 火災原因調査
火事の原因を調べて同じような火事を起こさないよう予防につなげます。
● 地水利調査
いち早く現場に到着するため消防車が通れるかどうかを調べたり、消火栓や防火水槽の位置の確認や点検をします。
救急
● 救急活動
けがをした人や急病人などに、適切な応急処置をして病院へ運びます。
● 救命講習指導
市民の人に応急手当を教える仕事です。救急車が到着するまでに適切な手当てをすることで、一人でも多くの命を救うことにつながります。
救助
● 救助活動
火事で逃げ遅れた人、交通事故で車にはさまれた人、川や海でおぼれている人などを助ける仕事です。
予防
● 予防査察
学校やお店、ガソリンスタンドなどを訪ねて消防用設備等(消火器や誘導灯のこと。)が正しく設置されているか、法律で決められた事が守られているか、火災が発生する危険がないかなどを検査します。これを「査察」といいます。
● 防火指導
消火器の使い方や避難の仕方を指導したり、火事をふせぐために必要なことや役立つことを地域に教えます。
● 広報活動
火事を出さないよう、新聞やインターネットなどをとおして注意を呼びかけたり、消防車で宣伝してまわり、多くの人に知ってもらいます。
消防署庁舎の紹介
消防署庁舎を紹介します。